現実と非現実な絵と1
2010年 10月 14日
母は昨晩よりフラフラするといって寝たり起きたり。
「!」とおもって彼女の血圧を測ってみる。案の定すごく高い。
本人曰く「何だか地面にすーっと吸い込まれるようだ」って。えっ。
血圧の薬を飲むように言ったら「何か食べなきゃ、でも食欲ないから後にする」なんて言ってるので、すぐ飲ませ、横になって休んでいるように指示!
1時間後にはばーっと下がったが、なんせ88歳なんで回りが気をつけてあげなきゃいかんのよ。
今まで弟と二人でこういうこともあったらしいが、自分で処理し、食事も作ってきた。
弟は男なんで細かいことに気づかず食事をしたらすぐ二階にあがり、台所仕事はすべて年老いた母がやって当然と思ってきたようだ。
もっとも言われればやるそうだが、自分から気づかない。
今私が少しづつ訓練している。まずご飯や味噌汁をよそう。お米を研ぐ。果物の皮をむき食べやすい大きさに切る…など。こんなこと書くのは恥ずかしいが現実。
長いこと独身で母の世話になり、母は生活費をもらっていたので自分でできることをしてきた。
もう高齢者なので、はためにみたら「やっと」家事をしていた。そんな時に「私参上!」である。
私に言わせれば「何も教えなかったからこれでいいと思っているのよ」と怒ったときに、半分涙ぐまれて「働いてくれてるから私がしなきゃ」と言われた。
もちろん、私がこれから家事をするよ、してるよ、今までよりも増して家もきれいになってるし(掃除機をかける力がなくなり、弟に頼むのもできなかった状態)食事もバッチリバランス考えて作ってるよ(作るのが辛いときは彼に弁当を買ってきてもらっていた)
でも、私より若い弟にも少しはやってもらうよ、家事。というより生活していくのに必要な事柄。
そんな風にモチベーションあげっぱなしだから少しフラフラするのか?
私も血圧を測らなきゃ。(低血圧だけどそれなりに普段の値より上がっていると良くないのだ)
現実の生活では出来ることはそれなりに工夫していかなくちゃ。