イタリア旅行5-ベネツィア
2012年 03月 13日
ベニスというよりベネツィアと言う方がすてきよね。
(夕暮れ時、向こう岸のサンジョーレ・マッジョーレ教会を見つつ帰路の水上バスに乗る)
地図で見ると、かなりイタリア北部に位置していて、少し行くとスロベニア、クロアチアなどに続きます。あと4時間走ったらオーストリア方面に行くのだと思うと、まさしくヨーロッパは陸続きなのですね。
バスを降りてベネツィア本島にわたるのに水上バスに乗ります。うーむこれは宮島へ行くとき船に乗る感じと似ているなー(すぐに日本と比較する私)
港にはみやげ物やがズラズラとならんでいました。なんだか江ノ島の洲鼻通りを思い出します。私はなんとなくベニスはゴンドラなんかで有名すぎて観光地ズレしているという予想がありましたが、ある意味その期待は裏切られなかったような。
(船から見るベネチィア共和国本島。ホントに水の中に建物がたってるわー)
船の中で添乗員さんが改めて「お祭り中なんでしっかりパスポート、お金を抱いて下さい」と注意を受けます。後になって分かったのですが、当日他のツアーで5人の日本人がパスポートを取られたようです。日本人のパスポートは人気があり?60万くらいで取引されると聞きました。
ベネツィアは島なので車もなく信号もない。みなさんもわらわらと歩きます。この時期仮面カーニバルが行われていて人混みはローマやフィレンツェよりも多かったです。でも人混みには慣れているので大丈夫(笑)。この古くて歴史的な街を現代の観光客とともに味わいながら歩きます。
ドゥカーレ宮殿まで列になって歩きます。カーニバルだけあって混んでました。仮装して仮面をつけた人々が歩いています。写真を撮ろうとするとみなさんが歩いていってしまうので思うように撮れません。また写真を撮るとお金を請求される人もいるので注意といわれたのですが、だれがどうだかわからないのでついつい撮りそびれてしまいました。
でもあの仮面は魅力的です。それにすその長いドレスを着ると今の時代を忘れてしまうかも、私。
ステキな仮装のカップルが踊りだしたらロマンスの世界に行ってしまいそう(妄想)かっぷくの良い中年と思われるカップルもいました。楽しんでますね~。
ドゥカーレ宮殿はヴェネツィア共和国の歴代の総督の住所や政治、司法の中心だった建物で、長い間の歴史を物語る絵画、彫刻が満載である。荘厳な部屋や回廊を回り、二階の大広間のようなところにあったティントレットの「天国」はすごいく大きい、広い壁面いっぱいで後ろに下がって見ないと全体が見えない。本当に大きいんです。すばらしかったとしか言えない(写真禁止だし)
司法もつかさどっていたので隣に牢獄もある。ここで罪人になり牢獄に行くまでの通路も歩いた。宮殿から渡っている橋があり、そこを渡ると「もう娑婆には出られない」という思いを振り返る「嘆きの橋」を通る。いつの世も罪人はさばかれるのだっ。
ベネツィア2(下)に続く