韓ドラと過ごすふつうの日々
2012年 06月 16日
なので書く気力が失せた。
でも最近ピ(rain)の「フルハウス」を見ながら一人のときはかなりの良い気分で過ごせた。これは契約結婚したものの本当に好きになってしまう二人の話(まあよくあることだが)で、猛烈な言葉のケンカとその後お互いの様子を見つつ食べるご飯のシーンがほとんどである。
ヨンジェ(ピ)がはっきりせずガキなため、振り回されるジウン(ソン・へギョ)が面白いというか普通の女子だったらやはりこうするよねーということが上手く描かれている。
私が好きなのは「クマ3匹」を踊るジウンやヨンジェ。それとジウンが「面白い話してあげる」とくだらないクイズを話すところ。間を持たせるのかどうか知らないが、思わず相手も引き込まれていくのが面白い。ちなみに
「速い亀とウサギが山まで競争した。どっちが勝った?」「トッギ(ウサギ)?」「アニョ(いえ)カメよ。初めに速いカメって言ったでしょ」
「じゃウサギとサングラスをかけたカメが競争した。どっちが勝った」「うーん、ウサギ?」「アニョ、サングラスを取ったらさっきの速いカメだった。キャーハハハ」って感じ。
★最後のラブラブシーンの二人。景色がきれいな場所に立つフルハウス。なぜフルハウスというのか英語的にわからない。
それと「シークレットガーデン」(NHKBS)もストーリーが半分まで来て面白くなり何度も録画を見ています(これは半分ハングルの勉強)しかし…
この前読売新聞のコラムにこのシークレットガーデンのストーリー的な事が書いてあっても面白くて見逃せませんと結ばれていたが。面白いんだけどリアルに金持ちのセリフ(ジョウウン、及び彼のオモニ)に腹がたつ。脚本家はこれをかかないとキル・ライムとの対照がはっきりしないと思ったのだろう。
えてして韓国ドラマにはこういうセレブ対貧乏人(?)のすごいセリフが多い。知らない人は本当にこういう生活なんだって思うんじゃなかろうか…これは韓国の文化の下地になっていることかもしれないなとか思ってしまう。まあ差別的なことは日本にもあるけれどメヂィア的な露出は比較すると少ないかもしれない。
このジョウウンの母親役の女優は「こんなにきつい言葉を言うなんて」と苦しんだそうだとなんかのブログに書いてあった。人を人として扱わず金持ちと貧乏人の違いはそのステータスであり、差別感であると平気で言うジョウウン。こういう親に育てられたから仕方ないのだろう。
でもそれにしては俳優のオスカは弟分の彼のことをよくわかっていて時々諭すようなことを言っているしキル・ライムに関してもジョゥンに「ライムさんを泣かせるな」「おれの大事なファンに何をした」ととても泣かせるセリフを言っている。
また韓国ドラマには(私はいままで少ししか見ていないが)童話がツールの一部として登場する。また図書館や本屋で床に座り本を読んでいるシーンも多い。日本では床に座るのはないでしょう。SGでは「人魚姫」が出てきて、ライムは最後は泡となって消えてしまう人魚姫だというのだ。
「オレと一緒になっても学歴も財産もないお前だ。日陰の身になって最後は泡になって消えていくんだな」といわれカットするライム(あれ、あらすじ語ってるみたい)
そんなことを言ってもライムに相手にされないジョウウンは「普通の女だから遊びで終わると思った。思い通りにいかない。はまってしまった」とオスカに電話「馬鹿、機械みたいに人が思い通りになるわけないだろう」と諭す。血迷ったジョウゥンがライムの家の前まで行き「オレはもうおかしいんだ。オレがライムの人魚姫になるから協力しろ!」と意味不明の言葉をわめく。
ジョウンの気持が本人が気づかないのにどんどんライムに傾いていく様子が面白く、それを潔く跳ね返すライムがかっこよい。
こういうことをずーっと考えているわけではないよ。でも言葉にするといろいろと出てくる。それはドラマといえど日常的に人が思っていることを脚本家が言葉に表したもの。どこかで誰かが切なく思っている事かもしれない。