タクシーに乗って
2013年 05月 08日
洋服のセールをやっていて、昨日までは京王百貨店だったが今日から小田急。見たいらしくどこかに行こうというので仕方なく…
今回初めてデパートで車椅子を借りる。そのほうが母が移動するのに楽だし、私も楽。本人も歩かなくていいねと喜んでいた。お安くなっているのと中野駅で初めから安いのを買うよりすごくいいものがある。
私も必死で見つくろっててあげてTシャツ、チュニック、ズボンなど」あっという間に二万円お買い上げ~!
たまにはいいんじゃないか。私にも何か買えと言ったけどそれどこじゃないかったからさっさとタクシ-で帰宅したけどね。でも満足したんじゃないかと思う。いろいろお洋服見れたしね。
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母と病院に行くときは近くてもタクシ-を使う。病院に駐車場があるときは私が車を出して行くが、大きな交差点近くなどは止めるところがないのでタクシ-で。
で、いろいろな運転手さんがいるよね~
座ったとたんべらべらしゃべりだす人、横柄な口の利き方する人、キチンとご挨拶から始める人(わたくしOOの何々と申します。本日はありがとうございます。どちらまで行かれますか?)
先日の運転手さんは「中野駅の丸井までお願いします」と言ったら(母の足が悪いので新宿方面に行く反対方向から乗った)、「えっ、反対方面か…このへんの路地わかんないんだよね」というのでここを曲がりそこをまっすぐと教えつつ「イラッ」としていたら、「お客さん、大久保通り右折できないのよね」というから「あ、病院の先を左折してから右折できますよ」って言っちゃった!(カーナビがついてんだろが)
かというと先日の運転手さんは「失礼ですがおいくつですか」と母に聞いたので「90を過ぎました」と答えると「実はうちのおふくろも92で亡くなったんですが…」と話しだした。お母さんが60代後半で白内障の手術を失敗され、視覚が不自由になり同時に耳も悪くなったという。
仕事をしながら面倒を見ていてとうとう施設に入れざるを得ない状況になった。そこにいくとベッドの上で一人で目も見えず、音も聞こえない母がポツンと座っていて切ない思いをした…そうだ。彼は涙ぐんでいた。うちの母を見て思い出したのだろう。
人と話すことは自分に必ず帰ってくる。思いもまた何かを伝えている。私は一週間に何度となく乗るタクシーの運転手さんの言葉は自分の心の反映だと思っているよ…