成人の日に着物の何とかという会社がドロンしてしまい、成人式を晴れ着で迎えるはずのお嬢さんたちが立ち往生したというニュースがあった。なんということだ、これは詐欺である。今は買うよりもレンタルで早くからどれを着るか決めておいて前払いするのだろう。お金は払っていても当日着物を着られず帰ったとか?よく知らないが成人式は参加しなかったのか?その辺がニュースだと女性は着物を着て参加するのが成人式という図になりちょっと違うのにと思ってしまった。
実は私の成人式も当時から晴れ着を着て参加するのが定番であった。でも晴れ着は用意がなく、母が違う着物を着るように準備していて、私自身もう仕事もしていたしどうでも良かった。というのは当日、いや前日から高熱が出てインフルエンザになり苦しくてうなっていてそれどころではなかったのが現実であった。
なので娘たちには何とかせねばとステレオタイプに考えていたが、長女は私に似て「着物は派手で私には似合わない。成人式には出ない」という事であった。私はお金の心配はいいから「成人式には出なさい」と言い、スーツを購入し同じようにスーツ姿の友人たちと出席したのだ。
着物を着なかった分、そのお金をくれるなら専門学校に行くから(当時バブルがはじけ簡単に就職ができなかった)それに使っていいかというのでそれに使った。
次女の時は夫の会社が倒産してそれどころではなかったが無理してでも「晴れ着を」と思っていた私だが「就職も決まったから入社式のスーツを買って」という。レンタルでもお金を工面するというと「その分旅行代にしていいか」というので本人がそうしたいならと現金を渡した。で、彼女は学生時代の記念としてニューヨークに行ったのだ。私も若い時にそういう事がしたかった。人によって着物を着るのも思い出だし、外国に行くのも思い出、若い時は二度とないのだから好きにすればいいと思っている。
でも振袖には縁がなかった我が家である。ちなみに長男はベスパ(バイク)で成人式に乗り付け参加するという夢を(?)実現したようである。
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