ちょっとした事
2009年 02月 12日
昨日作ったクッキーを三つづつラッピングし「先着10名様までですよ~」と馴染みのお客様にさしあげた時である。
彼女はある高級マンション内のある場所のフロントでバイトでしているが、毎日見えている方とは知り合いになり、お話するようになる。
というかあちらから話しかけてくるそうだ。
一見何不自由なく暮らしている方々だが、お年寄りなどはそこで二言、三言話すのを楽しみにしている方もいるという。
そして冒頭のような事があった。彼が帰ってすぐ奥様が来られお礼を言われ「すごくうれしそうでしたよ」と。
クッキーがおいしかったからでは、もちろんない。
日常生活のちょっとした交流、自分に向けてくれた笑顔。
それが人の心に触れるんだなあ。
私はふと思い出した。
義父母が健在だったころ、二人とも隠居生活で変化のない日々だったので時にはちゃんと食事を作り、家族全員で食卓を囲んだ。
敬老の日にもおめでとうをいい何かプレゼントしたかも知れないが定かではない。
義母が料理を食べながら何気なく「お父さん(義父)生きてて良かったね」と言った。
その言葉に私が感動した。何気ない日常、子ども達とともにバタバタと毎日があっというまに終わっていった日々。
時には立ち止まりゆっくり歩いている方達にも目を向けなければとその時思ったことだった。
本当に私はせっかちなので、毎日自分のペースで進んでしまいがちです。人それぞれゆっくり歩いている方もいる事に気づかねばと思いつつ、私もあまり早く歩いている人にはついていけないお年頃?になりそうです(^^)