スローライフぅ |

でも自慢しているだけあっていいところ。コンビニもないし。
外房なので至極交通不便だが、みずからスローライフを選んだ彼には満足のいく家である。
500坪の土地の平屋建て、かなり古い家を安く買ったそうだ。
一直線の4部屋の日当たり良い廊下にはネコが4匹昼寝をする。子どものいない彼らはネコだけのための部屋もあり、近所の野良猫も参加してにぎわっていた

好きなことだけやってきて生活は苦しいときもあったと思うが、よき伴侶を得て、子供には恵まれなかったにしろ、今はもう老後を考える歳になった(私もだが)。
彼は父が亡くなったのをきっかけにするようにブレイクし、その道(音楽関係)で食べていけるようになる。彼女も手に職ありで、フリーでは名の知れたメイクアーティスト。私の家の収入(今んとこないが)とは全然違うのよ。
私は思い出す。大学を出ても就職せず、ラジオの深夜放送に入り浸り、アシスタントまがいをしていた頃。母は本当に心配していたなあ…今はかえって親孝行しているかも。
私こそ「あなたは人生後半が不幸だね」なんて言われたときは泣きたかった…。
写真*上 金魚をねらうニャンコ「一度落ちたから気をつけなくちゃ!」
*下 広い庭で灯篭に見え隠れするニャンコ。「さっきモグラをやっつけたのよ」